歳を重ねてくると、身体の面ではさまざまな機能が低下しやすくなり、予備の力も少なくなり病気も発症しやすくなります。けれども、精神の面では、長年の人生において多くの経験を積み重ねています。
老年看護学では、その人が培ってきた生き方や価値観を大切にしながら、高齢者自身が身体の変化に折り合いをつけたり、人生を肯定的にとらえられるよう、いきいきと生活できるような看護を学びます。
高齢化が進む今、最後までその人らしく生活することを支える質の高い看護が求められています。
老年看護学領域では、老年看護学概論で高齢者に対する基礎的な理解を、老年看護方法論で高齢者に対する看護の知識と技術を学びます。さらに老年看護学実習で患者さんを受け持ち、看護を実践します。高齢者との関わりをとおしていろいろなことに気づき、学ぶことができます。
高齢者の生活を支える看護について、一緒に考えていきましょう。
老年看護学方法論での演習方法論において、認知症高齢者へのケアとして
音楽療法士を招き音楽療法の講義と演習を
行っています。
高齢者施設での老年看護学実習高齢者施設での実習風景です。利用者さんの年代に合わせた歌を学生が考え、学生と利用者さんで歌っている写真です。学生が中心になりレクリエーションを考え実施します。