10月21日（木）国立ハンセン病資料館オンライン見学を実施しました

 本学の1年生には、通年科目の基礎ゼミナールがあります。教育目標の「人間を総合的にとらえ、高い倫理観をもって調和のとれた人間関係を築くことができる。」「看護専門職として、自らのキャリアデザインを設計し、自己成長のために探求心をもって、継続的に学修できる。」から配置された人間の理解と科学的思考科目群の教養科目です。

 今日は基礎ゼミナールの授業で、専門職としての倫理観を養うために、東京都東村山市の多磨全生園に併設する国立ハンセン病資料館のオンライン見学を行ないました。

 まず資料館よりハンセン病について、その歴史や制度や治療の変遷をはじめとして、療養所内の医療や看護、患者運動や気持ちなどについてレクチャーをいただきました。その後、資料館内をライブカメラで移動しながら、展示の解説をいただきました。

 学生は熱心にメモを取り、その後の10分間のミニグループワークでも積極的な意見交換がなされていました。質疑応答の時間には、カメラ前に質問者の列ができ、医療を取り巻く倫理的課題について探求的に追究するという目標が十分に達成された実り多き時間でした。御尽力賜りました資料館の皆様に衷心より感謝申し上げます。

 

展示解説オンライン見学の様子

 

ミニグループワークをもとに質疑応答させていただきました