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精神看護概論特別講義で写真家・大西暢夫氏をお招きしました

令和元年5月30日(木)精神看護学概論の講義で、「ひとりひとりの人? 精神科病棟を撮影して思うこと」というテーマで写真家・大西暢夫氏にお話いただきました。

大西氏は雑誌取材をきっかけに精神科病棟の撮影をするようになり、これまでの19年間に出会った人は数万人にものぼるそうです。ドキュメンタリー「ひとりひとりに向き合って、写真家・大西暢夫が撮る精神科病棟」が2018年7月EテレハートネットTVでも取り上げられた今話題の方です。

学生は、まだ見たことのない精神科病棟の人たちの話と写真に釘付けでした。日本精神科看護協会大会で放映された「変えられない一日に寄り添い、変わっていく一日に寄り添う」-365-のフォトムービーでは、個性的で人間らしい人たちと、その方々に寄り添う、寄り添い続ける看護師の姿に心を打たれ涙をぬぐう者もありました。

今も毎月全国各地の精神科病棟で取材撮影する度に、「何十年という単位で入院している人に毎回出会う。『冗談なんじゃないかと思った』」と飾り気なく率直に語る大西さんの言葉に学生は、「私に偏見があるのだとつくづく感じた」、「患者さんの笑顔も、看護師さんの笑顔も輝いていた。私の感じたこの思いを拡散させていけば善いんじゃないのか?」、「本当に『長期入院』が昔の話し、死語になればよいと思いました」と感想よせていました。学生各々が看護専門職者の礎となる学びを得た貴重な講義となったことを感じております。(精神看護概論担当:富山)


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