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カリキュラムポリシー(教育課程の編成方針〜学士課程〜)

創生工学科における人材養成の方針は、建学の精神である「以和為貴」を基盤に置き、創造性と実践力を兼ね備えた、心あるエンジニアの養成を旨としています。ものつくりに柔軟に対応できる技術者の養成のためには、専門分野の知識に留まらない幅広い関連する知識の理解が求められます。その結果、自ずと我が国の科学技術の向上に貢献することができるようになるわけです。

創生工学科の教育方針を理解し、工学に対しての学修・研究意欲の高い学生に対し、一般教養とともに専門分野の基礎知識と応用力が確実に修得できるようなカリキュラムを編成しています。専門分野では、基礎教養としての自然科学からスタートして専門基礎科目に繋げていき、高学年で応用力を養うように科目が配置されています。特に、フレッシュマンゼミに始まり、卒業研究に至るまで、全ての学年、全ての学期に実験・実習を含むアクティブ・ラーニング科目を配置することで、学生の積極性と自己学修の習慣を養います。併せて、人文・社会科学や外国語、健康・スポーツ科学など一般教養の学修を通じて、幅広い視野と倫理観を持ち、コミュニケーション能力の優れた、心あるエンジニアを養成します。カリキュラムの全体を通じ、修得した知識を統合して、正解のない課題に対し積極的にチャレンジできる人材を育成します。

学修成果の評価に当っては、全ての科目について設定された達成目標の到達度によって評価します。基礎的な知識を修得する科目については定期試験によって、知識を統合する科目や実験・実習などの科目については課題に対する具体的な成果物によって、それぞれの科目の達成度を評価します。

各分野・コースの具体的な教育内容

機械分野

本分野では、”ものづくり”の基幹となる「機械工学」の基礎を修得させます。さらに”ものづくり”を支えるための最先端の技術とコンピュータを利用したCADの最新技法を 修得させ、広い工学的な視野と、環境に配慮できる技術と知識を身に付けさせます。

  • ◎機械工学コース
    製図およぴ設計に必要な材料や力学(「機械力学」「材料力学」「流体力学」「熱力学」)の学修を通じて機械工学の基礎知識を修得させるとともに、 実験実習科目の履修により高い応用力を養い、環境共生型マシンの設計など、広範囲の産業分野に柔軟に対応できる人材を育成します。
  • ◎自然エネルギー・環境コース
    機械工学の知識を基盤とし、「太陽エネルギー」、「風力エネルギー」、「バイオマスエネルギー」などの自然エネルギーに関する最先端の技術を修得させ、 広範な知識を応用しながら国際的エンジニアとして世界のあらゆる地域で活躍できる人材を育成します。

電気電子分野

  • ◎電気電子コース
    本分野は、”ものづくり”の最も基本分野である「電気工学」「電子工学」及び通信・情報関係の専門知識と実験・体験型学習を通して、実践的な 技術力を総合的に習得させ、学科内の基礎知識を合わせ習得することにより、電気、電力、通信・情報等の幅広い分野で活躍するための、応用力と 問題解決能力を身につけます。

システム情報分野

本分野は、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)活用して、高品質の知能化ソフトウェアを設計・開発するための高度な知識や技術を修得させます。そして、CGや画像処理、WebやIoT、セキュリティ技術を利用したシステム開発やゲーム開発、さらには、AIシステムを応用したデータ解析やロボットシステムのデザインができるエンジニアの育成を目指します。

  • ◎情報デザインコース
    ソフトウェアとハードウェアをバランスよく学修し、段階的に、プログラミング、CG・画像処理、データサイエンス、セキュリティに関する技術と知識を身につけます。そして、ソフトウェア開発、ゲーム開発、システム開発に携わることのできるエンジニアを育成します。
  • ◎AIシステムコース
    AIに関する基礎から応用までを総合的に学修します。さらに、具体的なAIソフトウェアやロボットシステムの利用方法を学ぶための実習や、それらを応用したシステムの研究開発を通じて、今後の社会の変化にも対応できる技術と知識を身につけます。

建築・土木分野

本分野は、従来から確立されている建築学と土木工学の基礎的知識にデザインカを修得させ、住宅、建築、都市、国土、そして地球環境に 至るさまざまな生活空間の安全・安心及び快適性を追求し、それを実現するための広範囲な知識と技術力を身に付けさせます。

  • ◎建築学コース
    建築物の安全性や生活上の安心、快適な環境を実現するために、設計から施工まで総合的な技術力を身に付けさせます。
  • ◎土木工学コース
    地球環境を考えたまちづくりを目指し、安全・安心・快適な生活を送るための社会基盤を整備する技術力を身に付けさせます。