日立製作所工場見学会を行いました
大学院授業科目である「風力エネルギー特論」の学外研修として、日立製作所 埠頭工場と小平記念館の見学しました。参加者は、「風力エネルギー特論」受講者及びABEイニシアティブ研修員を中心に大学院生、学部生30名と引率教職員5名が参加をしました。本見学会は昨年より「風力エネルギー特論」を担当している永尾特任教授の発案で計画されました。机上だけではなく実際に風車を製作する過程を見学し、その規模感、仕組み、環境から受ける影響等を学ぶことで、今後の講義、研究活動に活かせるよう実施しました。
![]() 日立風力保守トレーニングセンター施設をバックに記念撮影 |
見学施設@ 日立製作所 埠頭工場(茨城県日立市久慈町)
大型風力発電用風車の組み立てライン及び風力保守トレーニングセンター施設を見学しました。風車の羽である「ブレード」や発電ユニットを収納する「ナセル」などを組み立てる様子は、そのスケールの大きさから建設現場のようであり、学生たちはそのスケールの大きさに圧倒されていました。また、普段見ることができない風車の中身や部品を目の前にして、素材は何かなど熱心に質問をする場面も見られました。
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見学施設A 日立製作所 小平記念館(茨城県日立市日立工場内)
日立製作所創業者である小平浪平氏と世界企業となった同社の今日までの足跡をたどる施設です。小平記念館は日立製作所・日立工場内にあり、記念館までの道すがら巨大な工場の様子を垣間見ることができました。また、同工場は戦時中、米軍の爆撃を受けており、敷地内にはいまだにクレーターや防空壕の遺構が存在するなど、記念館だけでなく工場全体が同社の歴史を物語っていました。記念館では、日本語説明グループと英語説明グループの2班に分かれ館内を見学しました。創業者小平浪平氏が栃木県栃木市出身であることや保存のために布に書かれた設計図など学生たちが共感する部分もあり、先人たちの偉業に触れる良い機会となりました。
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見学を終えて
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学生たちは、なかなか見ることのできない大型風車の組立現場のスケール感に圧倒され、さらに小さな小屋から世界的企業に発展した日立製作所とエンジニアとしての自身とを照らし合わせ、大きく心を躍らせたことと思います。大変実りのある一日となりました。帰りのバスでは留学生たちによる足利工業大学校歌の大合唱が始まり、最後まで盛り上がった見学会となりました。
今回の見学会でご協力いただいた方々
- 株式会社 日立製作所 電力ビジネスユニット
- 新エネルギーソリューション事業部
- 新エネルギーシステム本部
- チーフプロジェクトマネージャー
- 松信 隆 様
- 株式会社 日立製作所 電力ビジネスユニット
- 電力精算統括本部 スマートトランスフォーメーション推進本部
- プロジェクトマネジメント推進部
- プラントシステム技術管理グループ
- 島田 藍 様
その他埠頭工場、小平記念館でご案内頂いたスタッフの皆さま。お忙しい中ご協力いただき、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。