News&Topics

HOME > News&Topics

足利長寿研究報告会を開催しました

 9月12日、本城キャンパスにて足利長寿研究報告会を開催し、山門實看護学部長が研究内容を報告しました。

 この研究は足利市との共同で行い、市内在住の85歳以上の健康長寿者95名にご協力いただきました。生活自立度のチェックや問診、血液検査などの結果から、認知機能の低さと血中好中球とリンパ球比の高さ、血中アルカリ性リン酸酵素の値の高さとの相関関係が見出されました。また、活性酸素を消去する力の低下との関係も見出されました。これらの結果から、認知機能の低下にはまず活性酸素を消去する力が低下することを契機に、体内に炎症が生じ、脳細胞の障害がおこることがその機序であることがわかりました。また、健康長寿者はアミノ酸の値が高いこともわかりました。したがって、これらの結果から認知機能の低下の予防には、ウオーキングなどの有酸素運動とともに、豚肉、鰹、大豆・大豆製品、緑黄色野菜などの食品をとることが必要なことがわかりました。引き続き運動やアミノ酸と健康寿命の関係について研究を行う予定です。


〒326-0808
栃木県 足利市
本城 3-2100-1
TEL:0284-64-8511 FAX:0284-21-6800