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大学院生の日立製作所工場見学会が実施されました

令和元年7月5日(金)、大学院授業科目である「風力エネルギー特論」の学外研修として、日立製作所 埠頭工場と小平記念館の見学を行いました。参加者は、「風力エネルギー特論」受講者及びJICA研修員を中心に大学院生、学部生21名と引率教職員4名が参加をしました。

本見学会は平成28年度より「風力エネルギー特論」を担当している永尾特任教授の発案で計画されました。教室から離れて実際の風車製造の現場を見学し、現実の規模感、日本を代表する製造業の内容に触れることで、今後の学習や研究に生かす目的で実施したものです。


日立風力保守トレーニングセンター施設をバックに記念撮影

見学施設① 日立製作所 埠頭工場(茨城県日立市久慈町)

大型風力発電用風車の組み立てライン及び風力保守トレーニングセンター施設を見学しました。風車の羽根である「ブレード」や発電ユニットを収納する「ナセル」はどれも巨大であり、そのスケールに圧倒されました。また、普段見ることができない風車内部も見学することができました。

見学施設② 日立製作所 小平記念館(茨城県日立市日立工場内)

日立製作所創業者である小平浪平氏と世界企業となった同社の今日までの足跡をたどる施設です。小平記念館は日立製作所・日立工場内にあり、記念館までの道すがら巨大な工場の様子を垣間見ることができました。

記念館では、英語での説明をうけながら館内を見学しました。創業者小平浪平氏が栃木出身であることや本学の建学の精神でもある「和以貴為」の言葉を染め抜いた手ぬぐいを従業員に配った逸話など、学生たちが共感する部分もあり、先人たちの偉業に触れる良い機会となりました。


日立製作所創業時の建物の前で

全体説明と学生とのディスカッション

見学の後、小平記念館の展示・会議室で、日立製作所の風力を取りまとめておられる松信技術参事殿から、日立製作所の風力発電について英語と日本語で説明を頂きました。学生からは熱心な質問が幾つも出され、丁寧に説明頂きました。参加した学生は、風力エネルギー特論で本格的な風力を勉強している大学院生を初め、既に風力関係の企業に就職が決まった学部学生もおり、参加者の風力に対する関心が高く、大変有意義な見学会となりました。

今回有意義な見学の機会をご提供下さり、ご多忙中にもかかわらず準備、案内頂いた松信技術参事殿をはじめとする関係者の皆様一同に篤くお礼申し上げます。